【博士ちゃん】目黒龍一郎とは?葛飾北斎を愛する天才高校生の素顔

【博士ちゃん】目黒龍一郎とは?葛飾北斎を愛する天才高校生の素顔
出典:Instagram

テレビ番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』を見て、「あの葛飾北斎に詳しい男の子は何者?」「どうしてあんなに知識が深いの?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。

彼の名は、目黒龍一郎さん。大人顔負けの知識と北斎への深い愛情で、多くの視聴者に衝撃を与えた「葛飾北斎博士ちゃん」です。

この記事では、謎多き天才高校生・目黒龍一郎さんのプロフィールや経歴、才能を育んだ家族の秘密、そして彼独自のユニークな勉強法まで、その魅力あふれる素顔に迫ります。

目次

まずは基本情報!目黒龍一郎くんのプロフィール

テレビでは堂々とした解説ぶりが印象的な目黒龍一郎さんですが、一体どんな人物なのでしょうか。まずは彼の基本的なプロフィールを見ていきましょう。

  • 名前:目黒 龍一郎(めぐろ りゅういちろう)
  • 生年月日:2009年生まれ
  • 出身地:東京都
  • 中学校:渋谷区立原宿外苑中学校(卒業)
  • 肩書き:国際北斎学会 特別顧問
  • 特技:絵を描くこと、講演会
  • インスタグラムmeguro_ryuichiro

若干10代にして、国際的な学会の「特別顧問」という肩書きを持つことに驚きますよね。これは、彼の知識が学術的にも高く評価されている証拠です。

小学生の頃から絵画コンクールで受賞歴があり、中学校では生徒会長を務めるなど、リーダーシップも発揮してきました。まさに文武両道ならぬ「文芸両道」を地で行くスーパー高校生といえるでしょう。

なぜそんなに詳しい?葛飾北斎に魅了されたきっかけ

目黒さんが葛飾北斎に夢中になったのは、偶然の出会いがきっかけでした。もともと恐竜や鳥、お城など、森羅万象に興味を持っていた彼は、ある日、そのすべてが北斎の絵の中に描かれていることに気づきます。

他の絵師にはない、ドローンで撮影したかのような斬新な構図。常識にとらわれない豊かな発想力。北斎の作品は、目黒少年の知的好奇心を鷲掴みにしました。

単に作品を鑑賞するだけでなく、「なぜこのような絵を描いたのか」「どんな人生を送ったのか」と、絵師・葛飾北斎その人への探求が始まったのです。毎朝5時に起きて絵を描くなど、北斎の生活スタイルまで真似る徹底ぶり。この尽きることのない探究心こそが、彼を「博士ちゃん」へと押し上げた原動力なのでしょう。

「博士ちゃん」での活躍と海外での大発見

目黒さんの名を一躍有名にしたのが、テレビ朝日系『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』への出演です。番組では、2024年7月3日に発行された新千円札の「神奈川沖浪裏」に隠された秘密や、北斎作品の楽しみ方を生き生きと解説し、お茶の間の注目を集めました。

特に大きな反響を呼んだのが、2024年の新春スペシャル企画。オランダとイギリスを巡り、「幻の北斎作品」を探すプロジェクトです。

オランダの博物館では、シーボルトが日本から持ち出したとされる貴重な肉筆画と対面。落款(サイン)がない理由を鋭く分析し、専門家を唸らせました。さらにイギリスの大英博物館では、通常は非公開の収蔵庫で、版画になる前の下絵を発見。歴史的な瞬間に立ち会った彼の感動は、多くの視聴者に伝わったはずです。

才能を育んだ家族!両親も日本文化の専門家だった

「一体どんな家庭で育てば、あんなすごい子に育つの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。実は、目黒さんのご家族は、日本文化に深く精通した専門家一家でした。

  • 母親:高橋 史(たかはし ふみ)さん / 書道家
  • 父親:目黒 公久(めぐろ きみひさ)さん / 茶道家
  • 伯母:高橋 朋子(たかはし ともこ)さん / 日本画家

母親は書道教室、父親は茶道教室を主宰し、伯母は東京藝術大学出身の日本画家という、まさにサラブレッドな環境です。幼い頃から書道、茶道、日本画といった本物の伝統文化に囲まれて育ったことが、彼の感性を豊かにしたことは間違いありません。

しかし、特別な環境だけが才能の理由ではないようです。母親の史さんは、龍一郎さんが筆を持つことを「楽しい」と感じられるよう、とにかく褒めて好奇心を伸ばすことを意識していたそう。専門的な環境以上に、子どもの「好き」という気持ちを尊重し、応援する家族の姿勢が、彼の才能を大きく開花させたのでしょう。

参考:高橋史(書道教室 墨麗 講師紹介)自然派茶道茶花教室「星窓」(note)自然派茶道茶花教室「星窓」主宰(Instagram)

学業も超優秀!中学校では生徒会長も

北斎への情熱が注目されがちな目黒さんですが、実は学業においても非常に優秀です。

中学校は、東京都の渋谷区立原宿外苑中学校に通っていました。当時から学業優秀で、作文コンクールでの受賞歴もあります。さらに驚くべきことに、生徒会長を務め、インクルーシブな学校行事の企画・実行など、卓越したリーダーシップを発揮していました。

中学校卒業後は高校に進学し、現在は高校生として学業にも励んでいます。好きなことへの探求と学業を高いレベルで両立させている姿には、本当に頭が下がります。塾にも通いながら、「絵は描くでしょう(笑)」と語る彼の言葉からは、今後も自分の道を突き進む強い意志を感じます。

目黒流!「絵にして覚える」ユニークな勉強法

そんな目黒さんですが、勉強法も非常にユニークです。彼が実践しているのは、北斎のように「何でも絵にして覚える」という学習スタイル。

例えば、期末テストの勉強では、覚えるべき英単語や歴史上の出来事をすべて浮世絵風のイラストにしてしまうのです。歴史の流れを「chat明治」と名付けたLINE風の絵でまとめるなど、楽しみながら知識を定着させる工夫が満載。

これは、ただ暗記するのではなく、情報を自分なりに解釈し、創造的にアウトプットする高度な学習法といえます。単なる真似ではなく、「好きなこと」と「学ぶこと」を見事に融合させているのが彼のすごいところ。この方法は、勉強が苦手なお子さんにとっても、何かヒントになるかもしれませんね。

まとめ:「好き」を突き詰める天才のこれからに期待

この記事では、「葛飾北斎博士ちゃん」こと目黒龍一郎さんについて深掘りしました。

彼の驚くべき知識は、日本文化に囲まれた家庭環境と、本人の尽きることのない探究心、そして「好き」という気持ちを尊重し応援する家族の支えがあってこそ育まれたものです。

学業と両立しながら、独自のスタイルで葛飾北斎への愛を表現し続ける目黒さん。彼の今後のさらなる活躍から目が離せません。

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