「夜にLINEを返信するとき、画面が眩しくて目がチカチカする……」
「スマホのバッテリーを少しでも長持ちさせたい」
こんな悩みをお持ちではないでしょうか。
結論からお伝えすると、LINEの背景を黒くする「ダークモード」は、スマホ本体の設定を変更するだけで誰でも簡単に適用できます。iPhoneもAndroidも、基本的には端末の設定と連動しているため、アプリごとの複雑な操作はほとんど必要ありません。
この記事では、iPhone、Android、PC版それぞれの設定手順を画像なしでも分かるように丁寧に解説します。さらに、背景が黒くならないときの対処法や、特定のトークルームだけ黒くする裏技もあわせてご紹介します。
目に優しく、バッテリーにも優しいLINEの設定を、さっそく一緒に見ていきましょう。
LINEの背景を黒にする「ダークモード」とは?機種別の違い
LINEの背景を黒くするには、基本的にLINEアプリの中だけでなく、スマートフォンやパソコン本体の「画面設定」を変更するのが近道です。これを「ダークモード(またはダークテーマ)」と呼びます。
以前のLINEではアプリ内で「着せかえ」を個別に設定する必要がありましたが、現在はOS(スマホの基本ソフト)の設定に連動して、自動的に背景が黒くなる仕様が標準となっています。
まずは、お使いの端末ごとの対応状況を以下の表で確認してみましょう。
| デバイス | 設定の仕組み | 難易度 |
|---|---|---|
| iPhone (iOS) | 端末の「画面表示と明るさ」設定と完全連動 | かんたん |
| Android | 端末の「ダークテーマ」と連動(アプリ内設定の確認が必要な場合あり) | ふつう |
| PC (Win/Mac) | LINEアプリ単独での切り替えが可能 | かんたん |
このように、基本的にはスマホ全体を「ダークモード」にすることで、LINEも自然と黒背景になります。「LINEだけを黒くしたい」「LINEだけは白のままがいい」という場合の細かい調整方法についても、この後の章でしっかり深掘りしていきますね。
iPhoneでLINEの背景を黒にする手順とコツ
iPhoneユーザーの方がLINEを黒背景にする方法は非常にシンプルです。LINEアプリを開く必要すらなく、iPhoneの設定を変更するだけで完了します。
具体的な手順は以下の通りです。
- ホーム画面から「設定(歯車アイコン)」を開く
- 少し下にスクロールして「画面表示と明るさ」をタップ
- 「外観モード」の項目にある「ダーク」を選択
これだけで、LINEを含む対応アプリ全ての背景が黒に切り替わります。もし元に戻したい場合は、同じ手順で「ライト」を選択すれば一瞬で白背景に戻りますよ。
また、もっと手軽に切り替えたい方におすすめなのが「コントロールセンター」を使う方法です。画面右上(機種によっては下)からスワイプしてコントロールセンターを出し、画面の明るさ調節バーを長押ししてみてください。そこに「ダークモード」のオン・オフボタンが表示されるはずです。
※もしコントロールセンターにボタンが見当たらない場合は、「設定」>「コントロールセンター」から「ダークモード」を追加することで、ワンタップで切り替えられる専用ボタンを設置することも可能です。
「昼間は白い背景で見やすく、夜だけ自動で黒くしたい」という場合は、「画面表示と明るさ」の設定内にある「自動」をオンにしておきましょう。日の入り時刻に合わせて勝手に切り替わるので、設定し忘れがなくなり非常に快適です。
AndroidでLINEを黒背景にする設定と注意点
Androidの場合も、基本は端末の設定に従いますが、iPhoneと違って機種やメーカーによってメニュー名が微妙に異なることがあります。
一般的な手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「ディスプレイ」または「画面設定」を選択
- 「ダークテーマ」または「ダークモード」のスイッチをONにする
これでLINEの背景が黒くなれば成功ですが、Androidの場合は「端末をダークモードにしたのにLINEだけ白いまま」という現象が起きることがあります。その原因の多くは、LINEアプリ内の設定にあります。
もし変わらない場合は、LINEアプリを開いて以下の確認をしてみてください。
LINEのホームタブ右上の「設定(歯車)」>「着せかえ」>「着せかえ」の中に、「ダークモードでは『ブラック』着せかえを適用」という項目がありませんか?このチェックが外れていると、端末をいくらダークモードにしてもLINEは反応してくれません。必ずここにチェックを入れておきましょう。
逆に、「スマホ全体は黒くしたいけど、LINEだけは明るい白で見たい」という場合は、このチェックを外すことでLINEだけをライトモード(白背景)のまま使い続けることができます。好みに合わせて使い分けてみてください。
PC版LINE(Windows/Mac)でのダークモード設定
仕事やプライベートでPC版LINEを使っている方も多いですよね。実はPC版LINEは、スマホ版よりも柔軟な設定が可能です。パソコン本体の設定に関係なく、LINEアプリ単独で背景色を決めることができます。
PC版での設定手順は以下の3ステップです。
- PC版LINEを起動し、左下の「…(メニュー)」をクリック
- 「設定」を選び、「基本設定」のタブを開く
- 「画面表示モード」の項目で「ダークモード」にチェックを入れる
初期設定では「システム設定と同期」になっていることが多いです。これは、WindowsやMacの本体設定に合わせて色が変わる設定です。もし「Excelやブラウザは白背景で作業したいけれど、LINEの画面だけは落ち着いた黒にしておきたい」という場合は、同期のチェックを外して手動で「ダークモード」を選んでください。
PCの画面はスマホ以上に光量が多く、長時間見つめていると目の奥が痛くなりやすいものです。特にデスクワーク中心の方は、LINEだけでも黒背景にしておくと、画面上の「白い面積」が減り、目の疲れ方がだいぶ変わってきますよ。
なぜ黒にする?ダークモードのメリットと効果
「なんとなくカッコいいから」という理由で黒背景にしている方もいるかもしれませんが、実は機能面でも大きなメリットがあります。ここでは主な3つの効果について解説します。
目の疲れ(眼精疲労)の軽減
白い背景は、言わば「懐中電灯を顔に向けられている」のと近い状態です。特に寝室などの暗い場所で白い画面を見ると、瞳孔が開いた状態に強い光が飛び込むため、目への負担が大きくなります。背景を黒にすることで、目に入る光の総量が減り、チラつきも抑えられるため、長時間のやり取りでも目が疲れにくくなります。
バッテリー持ちが良くなる
これは「有機ELディスプレイ」を搭載しているスマホに限った話ですが、黒い背景にするとバッテリー消費を抑えられます。有機ELは「黒色」を表現する際に画素の発光自体をオフにする仕組みだからです。液晶画面のスマホでは節電効果は薄いですが、最近のiPhoneやAndroidの多くは有機ELを採用しているので、試してみる価値は大いにあります。
睡眠への影響を抑える
夜間に強いブルーライトを浴びると、脳が覚醒してしまい睡眠の質が下がると言われています。ダークモードにすることでブルーライトの放出量を物理的に減らせるため、就寝前の連絡チェックなどによる睡眠への悪影響を最小限に留める効果が期待できます。
背景が黒くならない?できない時の対処法
「手順通りにやったはずなのに、なぜか背景が黒くならない!」
そんなトラブルに直面したときは、以下のポイントを確認してみてください。意外な落とし穴があるかもしれません。
独自の「着せかえ(テーマ)」を使っていませんか?
これが最も多い原因です。LINEストアで購入したキャラクターの着せかえや、無料のカラフルな着せかえを適用している場合、そちらのデザインが優先されます。ダークモードを反映させるには、着せかえ設定を一度「基本」に戻す必要があります。お気に入りのキャラ着せかえを使いたい場合は、残念ながら背景を真っ黒にする機能(システム連動)は諦める必要があるかもしれません。
「ハイコントラスト設定」の影響
Androidの一部の機種や設定で「高コントラストテキスト」などがオンになっていると、LINEの色味が意図せず変わってしまうことがあります。端末の「ユーザー補助」設定などを確認し、表示に関する特殊な設定が入っていないか見直してみましょう。
アプリやOSのバージョンが古い
2025年現在ではあまり考えにくいですが、極端に古いOS(iOS 12以前やAndroid 9以前など)や、数年間アップデートしていない古いLINEアプリを使っている場合、ダークモードに対応していないことがあります。App StoreやGoogle Playストアで「更新」ボタンが出ていないか確認してみてください。
特定の相手だけ背景を変えたい場合の裏技
「LINE全体を黒くしたいわけではなく、特定の友達やグループのトークルームだけ背景を変えたい」
そんなニーズもあるでしょう。実は、トークルームごとに個別の背景画像を設定することで、擬似的にダークモードのような見た目を作ることが可能です。
設定方法は以下の通りです。
- 変更したいトークルームを開き、右上の「≡(メニュー)」をタップ
- 「その他」または「設定」から「背景デザイン」を選択
- デフォルトの画像から暗めのものを選ぶか、自分で用意した「真っ黒な画像」をアップロードして適用
この設定を変更しても、相手に通知が届いたり、相手の画面が変わったりすることはありません。あくまで自分の画面上だけの変更なので、安心して好きな画像や色にカスタマイズしてくださいね。
この方法を使えば、例えば「寝る前によく話すパートナーとのトークだけ黒背景にする」「仕事用のグループだけ背景を暗くして、プライベートと区別する」といった使い分けが可能です。これはスマホの設定に関係なく、LINEアプリ単独で行える設定ですので、ぜひ活用してみてください。
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まとめ:LINEの背景を黒にする方法
LINEの背景を黒にする「ダークモード」は、目の疲れを軽減し、バッテリーの節約にもつながる便利な機能です。
記事のポイントを振り返りましょう。
- iPhone・Android: スマホ本体の「設定」でダークモードをONにすれば連動する。
- Androidの注意点: LINE内の「着せかえ」設定で連動のチェックが外れていないか確認する。
- PC版: 本体設定とは独立して、LINEアプリの設定だけで黒背景に切り替え可能。
- 黒くならない時: 「着せかえ」を「基本」に戻してみるのが一番の解決策。
私たちの生活に欠かせないツールだからこそ、少しでも目に優しく、快適に使える環境を整えておきたいですよね。まだ設定していない方は、ぜひ今すぐダークモードを試してみてください。その見やすさに、きっと驚くはずです。









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