ステージで輝く姿がかっこいいバンドマン。「付き合ってみたい」と憧れる女性は多いですが、同時に「バンドマンはクズ」という噂を耳にして、不安になる人も少なくないでしょう。
なぜ、彼らはそのように言われてしまうのでしょうか。もちろん全てのバンドマンが当てはまるわけではありませんが、そのように見られがちな環境や特有の事情があるようです。ここでは、その代表的な5つの理由を掘り下げていきます。
なぜバンドマンは「クズ」だと言われてしまうのか?
理由1:ファンとの距離が近く浮気しやすい環境
バンドマンの周りには、常に多くのファンがいます。特にライブハウスのような場所では、ファンとの物理的な距離が非常に近く、打ち上げやイベントなどで親密に話す機会も自然と増えるでしょう。
純粋に応援してくれるファンもいれば、恋愛対象として好意を寄せてくるファンも少なくありません。お酒の席なども相まって、その場の雰囲気に流されてしまい、ファンと特別な関係になってしまうケースがあるのは事実です。
応援してくれる人を大切にする気持ちと、恋愛感情の境界線が曖昧になりやすい環境が、「浮気しやすい」というイメージにつながっているのかもしれません。
理由2:収入が不安定でお金にルーズになりがち
音楽活動で生計を立てるのは、非常に厳しい世界です。多くのバンドマンは、アルバイトなどで生活費を稼ぎながら活動を続けています。そのため、どうしても収入は不安定になりがち。
「夢を追っているから」という理由で、家賃や光熱費の支払いが遅れたり、恋人にお金の管理を頼りきったりする人もいるようです。また、楽器や機材、スタジオ代など、音楽活動には何かとお金がかかります。
生活費を切り詰めてでも活動費を優先する価値観を持っているため、一般的な金銭感覚との間にズレが生じやすいのです。こうした状況が、結果的に「お金にルーズ」「ヒモ体質」といった印象を与えてしまいます。
理由3:時間感覚が不規則で約束を守れない?
バンドマンの生活は、夜間のスタジオ練習やライブ、日中のアルバイトなど、非常に不規則です。そのため、一般的な社会人のような決まった生活リズムではありません。
「ごめん、急にスタジオ練習が入った」「昨日の夜、曲作りしてて寝坊した」といった理由で、デートの約束をキャンセルされたり、遅刻されたりすることも珍しくないでしょう。
本人に悪気はないのかもしれませんが、音楽活動を最優先するあまり、恋人との約束の優先順位が低くなってしまうことがあります。このような経験が積み重なると、「自己中心的で時間にルーズな人」というレッテルを貼られてしまうのです。
理由4:「夢を追う俺」に酔いやすく自己中心的
「いつかビッグになる」という大きな夢を追いかけている姿は、とても魅力的です。しかし、その夢に酔いしれるあまり、周りが見えなくなってしまうバンドマンもいます。
「俺は普通の人とは違う」「夢のためだから仕方ない」といった考え方が根底にあり、恋人や周囲の人の気持ちを顧みない言動をとってしまうことがあるのです。
自分の音楽や才能に絶対的な自信を持っているのは素晴らしいことですが、それが過剰になると、ただの自己中心的な人間に見えてしまいます。恋人からのアドバイスや心配を「夢を理解してくれない」と一蹴してしまうようなら、注意が必要かもしれません。
理由5:女性からの「モテ」が活動の原動力になっている
悲しい現実ですが、音楽そのものへの情熱よりも、女性からチヤホヤされたい、モテたいという気持ちがバンド活動の大きなモチベーションになっている人もいます。
このようなタイプのバンドマンは、特定の恋人がいても、他の女性ファンからの好意を無下にすることができません。常に自分を応援してくれる女性たちをキープしておきたい、という心理が働くのです。
そのため、誰にでも良い顔をしたり、思わせぶりな態度をとったりしてしまいがち。恋人から見れば、それは誠実さに欠ける行動であり、「女好きのクズ」という評価につながってしまうのも無理はないでしょう。
「クズ」なバンドマンと本気なバンドマンの見分け方
「バンドマンはクズ」と言われる理由を読んで、不安になってしまったかもしれません。しかし、もちろん全てのバンドマンがそうだというわけではありません。音楽に真摯に向き合い、パートナーを大切にする素敵な人もたくさんいます。
では、要注意なバンドマンと、誠実なバンドマンはどこで見分ければ良いのでしょうか。ここでは、見極めるための比較ポイントを解説します。
チェック項目 | 要注意なバンドマンの特徴 | 誠実なバンドマンの特徴 |
---|---|---|
言葉と行動 | 「愛してる」「大切にする」と口では言うが、行動が伴わない(約束を破る、他の女性と親密にするなど)。 | 言葉は少なくても、行動で示してくれる(忙しい合間を縫って会いに来る、記念日を覚えているなど)。 |
お金の話 | お金の話を避ける、または平気で借りようとする。将来の生計について具体的な考えがない。 | 自分の経済状況を正直に話し、二人で協力しようという姿勢がある。音楽と生活のバランスを考えている。 |
音楽への姿勢 | 音楽の苦労話や自慢話が多いが、具体的な練習や活動の話が少ない。「モテたい」という動機が透けて見える。 | 音楽そのものへの探究心や情熱が感じられる。自分の音楽の課題や目標について真剣に語る。 |
あなたへの関心 | あなたの仕事や悩み事に興味を示さず、自分の話ばかりする。「俺を支えて」というスタンスが強い。 | あなた自身のことを深く知ろうとしてくれる。あなたの夢や目標も応援し、対等な関係を築こうとする。 |
ファンへの態度 | 特定のファンと個人的に頻繁に連絡を取ったり、二人きりで会ったりすることに抵抗がない。 | ファン全体に対して感謝の気持ちは持ちつつ、特定の個人とは節度ある距離感を保っている。 |
大切なのは、「バンドマンだから」というフィルターを外して、一人の人間として彼をしっかり見ることです。言葉だけでなく、行動や価値観、あなたへの接し方などを総合的に見て判断しましょう。
全てのバンドマンがクズなわけではない!素敵な恋愛をするには?
バンドマンとの恋愛は、たしかに大変な面もあります。しかし、彼の夢を一番近くで応援できる、刺激的でかけがえのない経験になる可能性も秘めています。
もしあなたが誠実なバンドマンと出会い、素敵な関係を築きたいと願うなら、いくつか心構えが必要です。最後に、バンドマンと良好な関係を続けるための3つのヒントをお伝えします。
彼の音楽活動への理解とリスペクトを持つ
彼にとって、音楽は人生そのものです。急な練習やライブでデートがキャンセルになっても、それを責めるのではなく、「頑張ってね」と笑顔で送り出してあげられるような理解が必要です。
彼の音楽を心からリスペクトし、一番のファンでいてあげることが、二人の関係を良好に保つ秘訣。ライブに足を運び、彼の音楽を聴き、「今日のライブ、最高だったよ」と伝える。その一言が、彼の何よりの支えになるはずです。
依存せず、自分の世界もしっかりと持つ
彼の生活は不規則で、会えない時間も多くなりがちです。そんなとき、「なんで会ってくれないの?」と彼の負担になるのではなく、あなた自身の時間も楽しめるようにしましょう。
仕事に打ち込んだり、趣味に没頭したり、友人と過ごしたりと、自分の世界をしっかりと確立することが大切です。精神的に自立し、お互いに良い刺激を与え合える対等な関係を築くことが、長続きのコツといえるでしょう。
不安なことは正直に話し合える関係を築く
ファンとの距離の近さや、将来への不安など、バンドマンとの恋愛には心配事がつきものです。しかし、それを一人で抱え込んで不満を溜めてしまうのは良くありません。
「他の女性ファンとの距離が近くて少し不安だな」「将来のこと、どう考えているか聞かせてほしいな」など、あなたの気持ちを正直に、そして冷静に伝える勇気も必要です。
彼が本当に誠実なパートナーであれば、あなたの不安に真摯に耳を傾け、二人で乗り越えようとしてくれるはず。お互いに本音で話し合える信頼関係を築くことが、何よりも重要です。
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まとめ
「バンドマンはクズ」という言葉は、彼らが置かれている特殊な環境や、一部の不誠実な人々のイメージが先行して生まれたものかもしれません。
しかし、そのレッテルに惑わされて、素敵な出会いのチャンスを逃してしまうのはもったいないことです。大切なのは、肩書きやイメージで判断するのではなく、その人自身をしっかりと見極めること。
この記事で紹介した見分け方や付き合い方を参考に、彼の言葉だけでなく行動をよく見て、誠実なパートナーかどうかを判断してください。そして、もし心から信じられる相手だと感じたなら、彼の夢を全力で応援しながら、あなた自身の人生も輝かせていきましょう。
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