「ピンクのハートなんて、昔からあるでしょ?」と思っていませんか?
実は、リボンもキラキラもついていない、このシンプルな「ピンクのハート(🩷)」が絵文字として使えるようになったのは、ごく最近のことなのです。
2022年に待望の仲間入りを果たして以来、その使いやすさと可愛らしさから、瞬く間にSNSの定番となりました。
赤色ほど重くなく、でもしっかりと「かわいさ」や「ときめき」を伝えられる。
この記事では、今一番ホットな絵文字であるピンクハートの意味から、赤色との使い分け、そしてSnow Manやなにわ男子のファンに愛される理由までを徹底解説します。
ピンクのハート(🩷)に込められた「3つの意味」
これまで、ピンク色のハートといえば「ドキドキしているハート(💓)」や「リボン付き(💝)」など、何かしらの装飾がついたものしかありませんでした。
満を持して登場したこの「無地のピンク」には、現代のコミュニケーションにぴったりな3つの意味があります。
可愛らしさと「恋心(Crush)」
ピンクは、無条件に「かわいさ」や「甘さ」を感じさせる色です。
恋愛の文脈では、赤色のような「愛しています(I love you)」という完成された愛まではいかないけれど、相手にときめいている「恋の始まり」や「片思い」を表現するのに最適です。
英語圏では、気になる相手(Crush)へのアピールとして使われることも多く、「あなたのことがちょっと気になっています」という、甘酸っぱいサインを送ることができます。
重すぎない「好き(Like)」と友情
ピンクハートの最大の魅力は、その「重すぎない」軽やかさにあります。
同性の友達同士で送り合っても変な誤解を生むことはなく、「その服かわいいね🩷」「今日のランチ楽しかったね🩷」といった、日常会話の「かわいいアクセント」として機能します。
相手にプレッシャーを与えず、それでいて画面を華やかにしてくれるため、ビジネス以外のあらゆるカジュアルな場面で使える万能選手です。
実は2022年デビューの「新顔」
意外と知られていませんが、このプレーンなピンクのハート(Pink Heart)がUnicodeに追加されたのは、2022年の「Unicode 15.0」です。
それまでは、ピンク色のハートを使いたければ、震えていたり、二つ重なっていたりと、何らかの「動き」があるものを選ぶしかありませんでした。
「ただのピンク色のハートが欲しい!」という世界中のユーザーの長年の願いが叶い、リリース直後から爆発的に普及したという背景があります。
どっちを送る?「赤(❤️)」と「ピンク(🩷)」の使い分け
見た目も似ている「赤」と「ピンク」。 意中の相手に送るなら、どちらが効果的なのでしょうか? 二つの色のニュアンスの違いを整理しました。
| 色 | 意味・キーワード | ニュアンス | おすすめの相手 |
|---|---|---|---|
| 赤(❤️) | 情熱・本命 | 「愛してる」「真剣」 | 長く付き合っている恋人、家族 |
| ピンク(🩷) | 恋心・甘さ | 「ときめき」「かわいい」 | 気になる人、付き合う前の相手、友達 |
まだ付き合っていない相手や、関係を温めている段階なら、威圧感のない「ピンク(🩷)」がおすすめです。 逆に、記念日やプロポーズなど、ここぞという場面で真剣な愛を伝えたいなら、伝統的な「赤(❤️)」を選ぶのが正解でしょう。
推し活・ガーリー界隈での活用法
日本の若者カルチャーにおいて、ピンクのハートは「かわいい」の代名詞として絶対的な地位を確立しています。 特にアイドルファンにとっては、推しへの愛を叫ぶための拡声器のような存在です。
Snow Man佐久間大介やなにわ男子・道枝駿佑への愛
アイドルグループには必ずと言っていいほど「ピンク担当」のメンバーがいます。 彼らはグループの愛されキャラであったり、ビジュアル担当であったりと、ファンを魅了する存在です。
例えば、Snow Manの佐久間大介さん(ピンク髪がトレードマークになることも)や、なにわ男子の道枝駿佑さんを推すファンにとって、ピンクのハートは必須アイテム。 「さっくん可愛い🩷」「みっちー尊い🩷」といった投稿において、この絵文字は推しのメンバーカラーを強調し、愛らしさを最大化する役割を果たしています。
量産型・地雷系の「かわいい」アイコン
ファッションのジャンルである「量産型」や「地雷系」の女子たちにとっても、ピンクのハートは重要です。 特に、以前紹介した「黒色のハート(🖤)」と組み合わせて使うのが鉄板のスタイル。
「🩷🖤」のように並べることで、甘さ(ピンク)と闇(黒)が融合した、独特の「病みかわいい」世界観を表現できます。 リボン(🎀)やウサギ(🐰)の絵文字と合わせて、プロフィールをデコレーションするのにも欠かせません。
表示されない?出し方と文字コード
最後に、新顔であるピンクハートならではの注意点と、出し方をご紹介します。
古いスマホでは「豆腐」になる?
水色やグレーと同じく、ピンクハートも2022年に追加された新しい絵文字です。 そのため、OSのアップデートをしていない古いスマートフォン(iPhoneならiOS 16.4未満、AndroidならAndroid 13 QPR2(2023年3月のアップデート)以前など)では、ハートが表示されず、四角い「□」のような形(豆腐)や「?」になってしまうことがあります。
相手が古い機種を使っている可能性がある場合は、昔からある「キラキラハート(💖)」などで代用するのも一つの優しさです。
コピペ用エリアと文字コード
最新の環境なら「ぴんく」や「はーと」で変換候補に出てきます。 出ない場合は、以下を使ってください。
コピペ用エリア: 🩷
※コピーボタンで絵文字をコピーできます。または、上記の絵文字を直接選択し、表示されたメニュー(PCなら右クリックメニュー)から「コピー」を選択することでコピーできます。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| Unicode | U+1FA77 | 2022年に追加された新しい絵文字 |
| HTML実体参照(16進数) | 🩷 | Webサイト用 |
| HTML実体参照(10進数) | 🩷 | 10進数表記 |
| CSS | \1FA77 | contentプロパティ用 |
| 正式名称(英) | Pink Heart | 検索用キーワード |
まとめ
ピンクのハート(🩷)は、「ときめき」と「かわいさ」を象徴する、新しくてキュートな絵文字です。
赤色よりもカジュアルに好意を伝えられるため、気になる人へのアプローチから、推しへの愛の叫びまで、幅広く活躍してくれます。
飾りのないシンプルなピンクだからこそ、どんなメッセージにも素直な彩りを添えてくれるはずです。
ぜひ、日々のコミュニケーションにこの「愛されカラー」を取り入れてみてください。









コメント