「自分と釣り合う相手」が分からず婚活で迷っていませんか?
結婚相談所などで活動していると、「いい人は多いのに、なぜか交際に発展しない」「自分がどのラインを狙えるのか分からない」と悩む男性は少なくありません。
実は、あなたと釣り合う相手の“現実的なライン”は、簡単な計算式で可視化できます。
この記事では、婚活中の男性が「自分の現在地」を客観的に把握し、迷わず相手を選べるようになるための「釣り合い計算式」をご紹介します。あなたが「高望み」なのか「現実的」なのか、その判断基準が明確になりますよ。
最適な相手が分かる診断ツールも用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。
婚活スペックの「釣り合い」が分かる計算式【男性編】
この計算式は、あくまで婚活市場における「需要のバランス」を見るための目安です。年収や年齢といった分かりやすいスペックを数値化し、自分と相手のバランスを見ていきます。
ステップ1:あなたの「年収ポイント」を計算する
まず、あなたの年収を「魅力度ポイント」として変換します。男性の年収は、女性が「将来の生活の安定」をイメージする上で重要な指標とされやすいため、これを点数化します。
計算式:あなたの年収 ÷ 30万円 = 年収ポイント
(例)
- 年収450万円 → 450 ÷ 30 = 15pt
- 年収600万円 → 600 ÷ 30 = 20pt
- 年収800万円 → 800 ÷ 30 ≒ 26.7pt
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の男性給与所得者の平均給与は563万円です。
また、転職サービスdodaの「平均年収ランキング(最新版)」(2023年9月~2024年8月調査)によれば、30代男性の平均は504万円、40代男性は601万円となっています。
婚活市場では、一般的に年収400万〜599万円あたりがボリュームゾーンとされ、600万円を超えると「安定している」と評価されやすい傾向です。この計算式は、その「安定度」を30万円刻みでポイント化したもの、と捉えてください。
ステップ2:あなたの「加点ポイント」を計算する
婚活は年収だけでは決まりません。清潔感や会話力といった「人としての魅力」も非常に重要です。ここでは、それを「加点ポイント」として最大8ポイントで評価します。
- 清潔感・身だしなみ(0〜3pt)
- 美容室に月1回通い、髪型を整えているか?
- 髭、眉毛、鼻毛などの手入れは万全か?
- 服にシワや汚れがなく、サイズが合っているか?
- (3pt:完璧 / 2pt:ほぼOK / 1pt:最低限 / 0pt:自信なし)
- 会話力・共感力(0〜3pt)
- 相手の話を笑顔で聞けるか?
- 相手の話を否定せず、質問で深掘りできるか?
- 自分の話ばかりしていないか?
- (3pt:得意 / 2pt:普通 / 1pt:少し苦手 / 0pt:かなり苦手)
- 価値観・趣味(0〜2pt)
- プロフィールに書いてある趣味や価値観が、相手と合いそうか?
- (ここはお相手によって変動しますが、一旦「平均的な人となら合わせられる」かで判断)
このステップは「自分で厳しめに採点する」のがコツです。
ステップ3:希望する女性の「年齢ポイント」を計算する
次に、あなたが希望する女性の年齢をポイントに変換します。
計算式:希望女性の年齢 × 0.7 = 年齢ポイント
(例)
- 25歳を希望 → 25 × 0.7 = 17.5pt
- 30歳を希望 → 30 × 0.7 = 21pt
- 35歳を希望 → 35 × 0.7 = 24.5pt
一般的に、婚活市場では「若い女性」を希望する男性が多いのが実情です。そのため、女性の年齢が若いほど、市場での需要が高くなり、釣り合うために男性側に求められる総合力も高くなります。
この「×0.7」という係数は、その市場の傾向をざっくりと数値化した目安です。年齢が若いほどポイントは小さく(=釣り合うハードルが高く)なります。
ステップ4:計算式で「釣り合い度」を判定する
最後に、ステップ1〜3で出したポイントを使って、釣り合い度を計算します。
最終計算式:
(あなたの年収ポイント + あなたの加点ポイント) − 希望女性の年齢ポイント = 釣り合いスコア
このスコアが、あなたと希望する女性との「スペック上の釣り合い度」を示します。
【スコアの目安】
- 10以上: 十分釣り合います。マッチングしやすく、自信を持ってアプローチできるゾーンです。
- 5〜9: 現実的なライン。条件が合えば十分可能です。
- 0〜4: ギリギリのライン。加点ポイント(清潔感や会話力)を磨くか、希望条件を少し見直す必要があるかもしれません。
- マイナス: 希望が高めの可能性があります。年収を上げるのは難しくても、「加点ポイント」を最大化するか、希望年齢を見直すなど、戦略の調整が必要です。
【計算例】35歳・年収600万の男性(加点5pt)が、29歳女性を希望する場合
- あなたの年収ポイント: 600万円 ÷ 30 = 20pt
- あなたの加点ポイント: 5pt(清潔感2・会話力2・価値観1)
- あなたの総合スコア: 20pt + 5pt = 25pt
- 希望女性の年齢ポイント: 29歳 × 0.7 = 20.3pt
- 釣り合いスコア: 25pt − 20.3pt = 4.7pt
→ スコアは「4.7」。これは「ギリギリのライン(0〜4)」に近いため、条件としては悪くないものの、油断はできません。この男性が「加点ポイント」の清潔感や会話力を磨き、合計7ptにできれば、スコアは「6.7pt」となり、より現実的なゾーンに入ります。
婚活市場の「現実」とは?年収と年齢の階層マップ
計算式で「釣り合わない」という結果が出ても、落ち込む必要はありません。これは、婚活市場がどのような構造になっているかを知るためのものです。
ざっくり言うと、婚活市場は「似た者同士」か「一段上・一段下」の範囲でマッチングが成立しやすい傾向があります。
【婚活市場のざっくり階層イメージ】
| 男性ゾーン(年収目安) | 特徴・傾向 | マッチしやすい女性(傾向) |
|---|---|---|
| A:ハイスペック層 (800万〜) | 経済的に余裕があり、市場での人気も高い。 | 幅広い層からアプローチがある。 (特に20代後半〜30代前半の人気層) |
| B:安定アッパー層 (600万〜799万) | 「安定・堅実」と評価され、需要が高い。 30代男性の平均よりやや上。 | 30歳前後の同年代、または年下。 価値観の合う堅実な女性。 |
| C:ボリューム層 (400万〜599万) | 最も人数が多い層。共働きを前提に考える堅実な女性と相性が良い。 | 30代の同年代〜年上。 現実的な金銭感覚を持つ女性。 |
| D:共働き前提層 (〜399万) | 若さや人柄、家事・育児への積極性など、年収以外の魅力が重要になる。 | 年齢や働き方にこだわらない、人柄重視の女性。 |
※これはあくまで市場での見られ方の傾向であり、人の価値を決めるものではありません。
よくあるミスマッチは、「C層」の男性が「A層」の女性(若く人気が集中する層)だけを狙ってしまうケースです。この場合、ライバルが非常に多くなり、計算式上も「マイナス」スコアになりがちです。
自分の「階層」を客観的に把握し、まずは「同じ階層」や「一段下」の女性に目を向けると、マッチングの母数が一気に増え、現実的な出会いに繋がりやすくなります。
計算だけじゃない!男性が「本当に」磨くべき3つの魅力
スペックの計算は、あくまで「スタートライン」です。最終的にご成婚につながるカップルを見ていると、決め手は「人としての相性」や「一緒にいて楽かどうか」です。
計算式の「加点ポイント」を伸ばすことは、年収を上げることよりずっと簡単で、効果も絶大です。
1. 清潔感は「減点されない」ことが最低条件
婚活において、清潔感は「加点」というより「減点されないための必須項目」です。
高価な服や時計は必要ありません。
- 美容室に月1回通う
- ヨレたTシャツやシワだらけのシャツを着ない
- 爪、髭、鼻毛、眉毛を手入れする
- 靴を磨いておく
これらを徹底するだけで、「生理的に無理」という一番つらいお断り理由を回避できます。女性は、男性が自分(女性)に会うために、どれだけ「準備」してくれたかを見ています。
2. プロフィールに「人柄」はにじみ出ているか?
あなたのプロフィール文は、相手にどんな印象を与えているでしょうか?
時折、「〜な人はお断りです」「〜は無理です」といった、過去の嫌な経験からくるような否定的な言葉や、攻撃的なニュアンスがにじみ出ているプロフィールを見かけます。
これでは、せっかく年収や年齢が良くても、会う前から敬遠されてしまいます。
プロフィールは「相手に何をしてほしいか」を書く場所ではなく、「自分は相手に何ができるか(どんな時間を提供できるか)」をアピールする場所です。
「一緒にいると楽しそう」「誠実そう」と思わせる、ポジティブな自己紹介を心がけましょう。
3. 会話は「質問7割、自分3割」を意識する
お見合いやデートで、「何を話せばいいか分からない」「沈黙が怖い」という男性も多いです。
しかし、無理に面白い話をする必要はありません。女性が求めているのは「共感」です。
大切なのは、「自分が話す」ことより「相手に気持ちよく話してもらう」こと。
- 相手のプロフィールを読み込み、質問を用意しておく
- 相手の話を「うんうん」と笑顔で聞く
- 「それで、どうなったんですか?」と続きを促す
- 相手の感情(楽しい、大変だった)に寄り添う
「質問7割、自分3割」くらいのバランスを意識して、相手の話を引き出す「聞き役」に徹するだけで、「話しやすい人」「また会いたい人」という評価に繋がります。
まとめ:計算式は「現在地」を知るためのコンパス
婚活でよく聞く「普通の人でいい」という言葉。しかし、計算式を使ってみると、その「普通」が、実は市場では人気が集中するゾーン(=スコアがギリギリ)であることが分かります。
今回ご紹介した計算式は、あくまで婚活市場の傾向を元にした目安です。
この計算結果を使って「自分はダメだ」と落ち込むためではなく、「今の自分の立ち位置」を知り、「じゃあ、どこを改善しようか」と戦略を練るために使ってください。
スペックで釣り合う相手を探すことも大切ですが、それ以上に「加点ポイント(清潔感や会話力)」を磨くことが、結果的にあなたの出会いの質を高め、素敵なご縁を引き寄せます。
この計算式が、あなたの婚活の「コンパス」として役立てば幸いです。
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