野原工芸のシャーペンはどこで売ってる?入手困難なペンを購入する方法

野原工芸のシャーペンはどこで売ってる?入手困難なペンを購入する方法
出典:野原工芸公式

「一生ものの筆記具が欲しい」

そう思ったとき、多くの文房具好きが憧れるのが「野原工芸」の木製ペンではないでしょうか。

なめらかな木の質感と、使い込むほどに味わいを増す経年変化。しかし、その人気ゆえに「欲しくてもどこで売ってるのか分からない」「予約販売もなかなか繋がらない…」という声もよく耳にします。

この記事では、そんな野原工芸のシャーペンやボールペンを「どうすれば手に入れられるのか」という疑問に徹底的にお答えします。長野の本店からオンラインストア、イベント販売まで、それぞれの購入方法のメリット・デメリットを最新情報で分かりやすく解説。

あなたにぴったりの購入方法を見つけて、憧れの一本を手に入れるための具体的なステップが分かります。

目次

なぜこれほど人気?野原工芸のペンの魅力とは

そもそも、なぜ野原工芸のペンはこれほどまでに多くの人々を惹きつけるのでしょうか。その理由は、単に「木でできた珍しいペン」というだけではありません。

最大の魅力は、なんといっても「木が持つ温もり」と「育てる楽しみ」にあるでしょう。一つひとつ木目が異なるため、手にしたペンはまさに世界に一本だけのオリジナル。初めはさらりとしていた木肌も、毎日使うことで手の脂がなじみ、色合いが深く、艶やかに変化していきます。この「経年変化」こそが、野原工芸のペンの醍醐味。まるで革製品を育てるように、自分だけの歴史をペンに刻み込めるのです。

また、長野県の工房で職人が伝統工芸「南木曽ろくろ細工」の技術を用いて丁寧に作り上げる品質の高さも人気の理由です。ペンの重心や太さ、金具の精度まで計算し尽くされており、一度使うと手放せなくなるほどの滑らかな書き心地を体験できます。デジタル化が進む現代だからこそ、こうした手仕事の温もりと、時間をかけてモノを育てるアナログな体験が、私たちの心を豊かにしてくれるのかもしれません。

参考:野原工芸について

【結論】野原工芸のシャーペンの主な購入方法は4つ

入手困難なイメージのある野原工芸のペンですが、購入できるチャンスは意外と用意されています。主な方法は以下の4つです。

購入方法メリットデメリットこんな人におすすめ
本店(長野県南木曽町)実際に試し書きでき、品揃えが豊富。アクセスが大変。完全予約制。旅行を兼ねて、じっくり選びたい人
公式オンラインストア全国のどこからでも購入のチャンスがある。年2回の予約注文制。アクセスが集中する。気長に挑戦できる、店舗に行けない人
各地のイベント地方に住んでいても実物を見る機会がある。開催が不定期。整理券や事前予約が必要。フットワークが軽く、情報を追える人
ふるさと納税抽選や競争なしで確実に手に入る。寄付額が高め。樹種が選べないことも。確実性を最優先し、節税もしたい人

どの方法が自分に合っているか、じっくり検討してみてください。ここからは、それぞれの方法について、さらに詳しく解説していきます。

購入方法1:長野県南木曽町の本店で選ぶ

やはり一度は訪れたいのが、自然豊かな長野県南木曽町にある本店です。工房に併設された店舗では、壁一面に並べられた圧巻の数のペンを実際に手に取って選べます。

本店で購入するメリットと注意点

本店を訪れる最大のメリットは、なんといっても「試し書き」ができること。同じ樹種でも木目や色合い、重さのバランスは微妙に異なります。たくさんのペンの中から、書き心地や見た目が一番しっくりくる「運命の一本」を探す時間は、まさに至福のひとときでしょう。また、オンラインストアではあまり見かけない珍しい樹種のペンや、本店限定品に出会える可能性もあります。

ただし、訪問前には必ず公式サイトで営業情報を確認してください。人気が過熱してからは、混雑を避けるために完全予約制で営業しています。予約なしで訪問しても入店できないため、事前のチェックと予約は必須です。アクセスは車が基本となるため、交通手段の確保も必要になります。

参考:来店のご予約について

購入方法2:公式オンラインストアの予約注文に挑む

遠方で本店には行けないという方にとって、メインの購入方法となるのが公式オンラインストアでの予約注文です。

予約注文の流れとスケジュール

以前は抽選販売が行われていましたが、現在は年に2回(上半期・下半期)の大きな受付期間を設けた予約注文制へと変更されています。受付期間内に対象商品の中から欲しいものを選んで予約し、職人が製作した後、順次発送されるという流れです。

先着順ではないため受付期間中であればいつでも申し込めますが、製作できる本数には限りがあるため、応募が多数の場合は抽選となる可能性があります。販売されるペンの種類や樹種、予約受付の具体的な日程は、公式サイトの「お知らせ」や公式X(旧Twitter)で事前に告知されます。こまめにチェックして、お目当てのペンが登場するタイミングを逃さないようにしましょう。

参考:オンラインストア お知らせ

購入方法3:全国のイベント(催事販売)を狙う

「実物を見て買いたいけど、長野までは行けない…」という方にチャンスとなるのが、全国の百貨店や大手文具店で開催されるイベント(催事)での販売です。

イベント情報の探し方と特徴

イベント出店は不定期ですが、日本橋三越本店などで開催された実績があり、今後もさまざまな都市での開催が期待されます。こちらも開催情報は公式サイトや公式Xで告知されるため、フォローは必須です。

イベント販売は、限られた本数を求めて多くの人が集まるため、開店前から長蛇の列ができることも珍しくありません。そのため、近年では混乱を避けるためにWEBでの事前予約・抽選や、当日整理券を配布する形式がほとんどです。イベントごとに販売方法のルールが細かく定められているため、参加を検討する際は、公式サイトの告知を隅々まで読んで、ルールを正確に把握しておくことが何より重要になります。

購入方法4:ふるさと納税の返礼品で入手(ただしボールペン)

「予約注文もなかなか当たらない」「どうしても手に入れたい」という方には、ふるさと納税の返礼品として野原工芸のペンを選ぶ、という方法もあります。
(ただし、こちらはシャーペンではなくボールペンだったりします)

ふるさと納税で手に入れるメリットと注意点

野原工芸の工房がある長野県南木曽町では、ふるさと納税の返礼品としてペンを用意しています。寄付額は通常の販売価格より高くなりますが、所得税や住民税の控除が受けられるため、実質的な自己負担額を抑えて入手可能です(控除上限額は個人の収入によります)。

なによりのメリットは、抽選や競争を経ずにペンを手に入れられること。ただし、返礼品として提供されるペンの樹種は限定されていることが多く、自分で自由に選べない場合もあります。また、申し込みから発送までに数ヶ月かかることもあるため、気長に待つ必要があります。「樹種に強いこだわりはないから、とにかく一本欲しい」という方にとっては、非常に合理的な選択肢と言えるでしょう。

参考:ふるさと納税サイト さとふる

野原工芸のペン購入に関するQ&A

最後に、購入を検討している方が抱きがちな細かい疑問にお答えします。

予約や取り置きはできる?

本店、オンラインストア、イベントのいずれにおいても、個別の予約や取り置きは一切行っていません。紹介した正規のルートで予約や購入手続きをする必要があります。

中古品や転売品を買うのはアリ?

フリマアプリなどで、定価を大幅に超える価格で転売されているのを見かけることがあります。しかし、こうした転売品の購入はおすすめできません。価格の問題だけでなく、万が一の故障の際に正規の保証や修理が受けられない可能性があります。何より、職人が一本一本心を込めて作ったペンです。作り手の想いを尊重し、ぜひ正規ルートでの購入を目指しましょう。

価格帯はどれくらい?

公式サイトに価格一覧の掲載はありませんが、使用される樹種の希少性や加工の難易度によって価格は大きく異なります。イベントやふるさと納税の情報を参考にすると、スタンダードな樹種のペンであれば1万円前後から、希少な銘木を使用したものは数万円以上になることもあるようです。正確な価格は、各販売の機会に直接ご確認ください。

初心者におすすめの樹種は?

初めての一本であれば、「ケヤキ」や「ナラ」などがおすすめです。日本の風景にもなじみ深い木材で、木目の美しさとしっかりとした経年変化の両方を楽しめます。使い込むほどに艶が増し、色が濃くなっていく様子は、「木を育てる」という感覚を存分に味あわせてくれるでしょう。

まとめ:自分に合った方法で、憧れの一本を手に入れよう

野原工芸のペンを手に入れるための4つの方法をご紹介しました。

  • じっくり選びたいなら:予約して長野の本店へ
  • どこからでも挑戦したいなら:オンラインストアの予約注文
  • 近くに来るチャンスを待ちたいなら:全国のイベント情報
  • 確実性を重視するなら:ふるさと納税

入手は簡単ではありませんが、それだけに手に入れたときの喜びはひとしおです。その探す時間や待つ時間も、ペンへの愛着を深める物語の一部。

ぜひこの記事を参考に、あなたにとって最適な方法を見つけて、一生を共に過ごせる最高の一本を手に入れてください。

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